基礎情報
就労継続支援多機能型(A型+B型)事業所(特定非営利活動法人:大阪府)
利用者:20名(A:10・B:10)
主な作業:農業・施設清掃・請負
問題・ニーズ
売上の大部分を施設清掃(宿泊施設清掃)で賄っていましたが、新型コロナウィルスの影響を大きく受け
大幅な減収となり、施設清掃に代わる収入減を見出すことが出来ていませんでした。
理想と課題解決の方向性
施設清掃に代わる安定した収入を得ることが出来る新規事業の立ち上げ。
よって、これを目指すために「戦略:⑥新規事業」を選択しました。
実施内容
法人が有しているネットワークから新規事業の可能性を改めて探る
法人の今までに活動で構築したネットワークから、改めて新規事業となり得る繋がりがないかを洗い出しました。
困りごとのヒアリングを実施
ネットワークの中から、実施可能な業務がありそうなところに、困りごと・人手不足となっている業務はないかのヒアリングを実施しました。
成果
大学での研究に使用する食用昆虫の養殖事業を受託
町づくりの活動を通して知り合った大学教授より「研究で使用する食用昆虫(ミルワーム)の養殖に手間暇がかかり、研究を思うように進めることが出来ない。」との返答があり、研究で使用するミルワームの養殖を大学の研究費を財源として受託することが出来るようになりました。大学側も研究で使用するミルワームを安定して確保することが出来、事業所側も年間契約での委託の為、安定した収入を得ることが出来るようになりました。