事例:⑦絞込・撤退(自主)​

基礎情報

就労継続支援B型事業所(社会福祉法人:新潟県)​
利用者:20名​
主な作業:請負、農業、菓子製造、木工・雑貨 等

問題・ニーズ

生産活動収支を確認し、理想の工賃から逆算したときに、高単価な大型請負を受注することが望ましいと考えられました。​
しかしながら、利用者は多い(登録39名)が出席はバラバラで、多くの人数にあった仕事を準備する、という観点から、業務の種類は相当数ありました。​

理想と課題解決の方向性

理想は、高単価な大型請負を獲得しながら、現業の見直しを図り、絞り込むことです。​
よって、これを目指すために「戦略:⑦絞込・撤退(自主)」を選択しました。​

実施内容

木工の撤退​
数名が関わっており、それが好きで通っておられる方もいましたが、話し合いを重ねて、業務を絞り込みました。​

請負営業​​
並行して、高単価な大型請負業務を検討し、営業を重ねました。​​

成果

大型受注を獲得し、生産活動収入は300万円→700万円台に​​​
よいご縁も重なって、近くのネット通販で大当たりしていた米菓屋と繋がることができました。​
木工作業から撤退を決めていたこともあり、大型受注をしても、作業スペースを確保することができ、結果、生産活動収入は、その業務を追加したことによって倍以上になりました。​
コロナ禍でこの事業もかなり激減しましたが、同様に「利用者にとってよい仕事とは何か?」を模索し続け、新しい地域連携を生み出し続けています。​