基礎情報
多機能型(移行・B型・生活介護)事業所(社会福祉法人:三重県)
利用者:60名(移行:6・B型:24・生活介護:30)
主な作業:請負作業(バリ取り)・リサイクル作業・施設外就労(スーパーカゴ洗浄業務)
問題・ニーズ
施設外就労に従事することが難しい多くの利用者が請負作業を実施していますが、請負作業の単価が低く売上を上げていく事が困難な状態でした。
理想と課題解決の方向性
同じ取引先企業でも部品によって単価に大きく差がある為、全部品の単価の見直しと、受注量の調整を行い、より利益率の高い部品を多く受注できるようにしていく。
よって、これを目指すために「戦略:⑦絞込・撤退」を選択しました。
実施内容
全請負作業の支援者人時売上を算出
実施している全ての作業の支援者人時売上・投入時間を算出しました。それによって利益率の高い部品を把握することが出来ました。
受注量を調整
今までは、取引先から依頼のあれば、全ての部品を受注していましたが、支援者人時売上を算出したことにより、利益率の高い部品に受注量を多く、利益率の低い部品の受注量を減らすことで、同時間作業を実施した際の売上額を向上させる事に取り組みました
成果
同作業時間で売上増
利益率の高い部品を積極的に受注していく事で、請負作業全体の売上高は196,000円➡265,000円に増加しました。
生産性向上により時間を確保し、新たな請負作業を受注
支援者人時売上算出と同時に、作業アセスメントシート作成も実施しました。結果、それぞれの利用者んが得意とする作業に役割を変更することで、時間短縮が可能となり、確保した時間で4件の新規請負作業を受注することが出来ました。